初恋メランコリック
急いで靴下をはいていると、いきなり光輝くんを押し退けて千尋が入ってきた




「茉奈ちん、茉奈ちん見てよあれ!あーちゃんがアリの行列を邪魔してやるーとか言って、お菓子ばらまいたらそれ以上にアリが寄ってきて、行列の成度がさらに高まったというね!?」



どうでもいいわ。

わざわざ光輝くんを押し退けてまであたしに言いたかった事って、それだけ?


光輝くん、目ぇパチクリさせて驚いてるんですけど
なんて暇人なんだ千尋…


まぁ暇にさせてるのはあたしだけどね!




「ごめん、千尋。あともうちょいで靴下はくから!」



「…いや、それより茉奈ちん。その格好……」




いきなり真剣な顔をして黙り込む千尋


え!?
なんだなんだ?

あたしの格好そんなおかしいのか……?
だってあたしはちゃんと規則正しい制服の着方ですけど
どっかおかしいとこあったっけ!?



「な、なに?」



「いや…でもこれ言ったら茉奈ちんが……」



「いいから言ってよ!学校いく前なのに、そんな事言われたら気になるじゃん!!」
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