いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
イヤホンをつけて電源を入れると、前に聞いていた曲が流れた。



これはあたしの好きな曲だ。



幼なじみの恋愛の曲。



貴方が好きだけど素直になれなかった女の子の甘酸っぱい曲。




モチーフがいちごみたいで前から好きだった。



今ならこの歌が痛いほど身にしみた。



あたしはそこにうずくまった。




その時、



ガタンっ



閉めたハズのドアが開いた音がした。





やばい、誰か来る!



と、そこに来たのは、



「やっぱりここにいた」



汗をかいている裕ちゃんだった。






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