今…君のために出来る事 今…君のために生きる事
マユミはゲラゲラ笑った。意味は分かってるけど…そんなんじゃない。説明しても信じないだろうな…。それに…まだ、そこまでやってないし、手を握られた(触られた?)のだってあの時以来…ないし。普通に有り得ないだろう…。
「何かなぁ…、SAE、、あの男と付き合ってから…遊んでくれなくなったよね~。…今日の夜空いてる?」
「…ごめん。明日…あいつと逢うから…。」
急に何を…って感じだったけど、私がそう答えたらマユミはガッカリしたみたいな顔をしていた。…こんな顔、もう何回見ただろ…?確かに、もうずっとマユミとは遊んでない。悪い気はするけど…今の私はあいつを選ぶ…。あいつと逢うのはもう…何回目だろう?最近は…あいつが決めた日にしか逢ってない。いや、…私から誘わないからそうなるのか…。あいつの休みの日は知ってるけど、毎回逢うわけじゃない。私と逢わない日は何をしてるんだ?前からの疑問…。あいつは…まだ、尻尾をださない…。
「まったく…仕方ないな!」
「ごめんね!また今度遊ぼう。」
私はマユミに…果たせるかどうかも分からない約束をした。…何ったって…学校で話す相手は…マユミくらいだし…。
「絶対だよ!!いつSAEが振られてもいい様に…いい男見つけとくから!!」
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