今…君のために出来る事 今…君のために生きる事
「ただいまぁ!!」
「ヒュ~ッ!」
同時に戻ると…男は得意気に大きな声で言った。他の奴らは…私達を見て冷やかす様に声を上げる。もちろん…私は照れた振り。正直、反応がウザイ。
「…SAE、どう?」
そう言いながら、奥の席に座っていたマユミが近づいてきた。部屋の中は大音量の音楽…それこそボソッと…他の奴らには聞こえてないだろう。
「どうって…何も。」
私も小声で言った。それがマユミは聞こえたかわからないけど…『そう。』って感じでまた席に戻って行った。


「じゃあね~っ!!」
ようやく解放された…。時間は夜の10時過ぎ、私達は散々カラオケを楽しみ、代金はすべておごらせていた。それでも次への期待を残してやったんだから…帰っていく男達は全然嫌な顔をしていない。
「SAEちゃん!」
さっきキスした男が…私にメモを渡してきた。それには携番とメールアドレスメモしてあった。…支払いの後、そいつだけやけに出てくるのが遅いと思ってたけど…細かいやつだ。
「じゃあね!!」
そいつはまるで…『待ってるよ』って言うみたいに帰って行った。…気持ち悪い。
「SAE、これからどうする?」
「私帰るよ。疲れたし。」
マユミはまだ…遊び足りない
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