10年後の約束
確かに、そのビラには、面白そうなことがたくさん書いてあった。

でも、恵里はもう興味なし。


どうしよう・・・・


あっ、でも、違うサークル入ったほうが、いいかも。

哲也君を美優が好きになったら困るし・・・・・

もちろん、哲也君が美優を好きになったら困るし・・・・・



恵里はまた電車の中で妄想していた。


「美優、私はIFC(国際親善クラブ)に入るかな。

先輩も優しいし、それに、やっぱ英米科だからね。

就職のこと考えてもなんとなくいいかなって・・・・・」



もう、就職のこと考えてるのかと言われそうだが、

自己紹介の日に、和田先輩が、


「このサークルは、名前の響きもいいし、就職率高いよ。」

って言っていたのを思い出したからだ。
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