指先で愛を

目は決してあわさない


けれど必ず触れあう


左手薬指、第2関節

そのリングの冷たさを覚えさせるかのように
指先以外のどこかをも、熱くさせようとする意志を持って

動く

辿る


だから私も、
隣にいる彼に寄り添う

少しだけ長い本の受け渡しを
指摘することなく…


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