先生、恋しちゃって良いですか?

「ちなみに俺は、絶対相手に自分の気持ちを悟られない自信がある。

 やってることとゆってることが矛盾したり

 好きだと思わせて突き放したり

 だから アレンも俺の気持ち読めねえだろ?」

「・・・先生の気持ちは、あたしなりに解釈してます。

 だから、あたしは・・・

 先生の玩具で良いから必要とされたいです」

 制服のリボンに先生の手が伸びる。


「どんな解釈か教えろよ、アレン

 今日、俺の家来い」

「え・・・良いんですか?」

 声を上げて先生は笑う

「お前、変わってんな!

 親は良いって言うか?」

「・・・親は、夜の仕事してるんで大丈夫です」

「・・・ならこれから毎日来いよ。

 変な意味じゃなくて、お前が寂しい思いしてんの

 放っておけねえ」

 先生・・ なんでそんなに優しいの?

 なんでそんなに好きにさせるの?

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