恋のハードル高しッ!?
無理やりですが、本編・現在編にはいらせてもらいます。

***************************************************

「なぁ。」

「・・・なんで部屋にいるのよ。」

「お前の母さんが入れてくれた。」

おいコラ、年頃の娘の部屋に幼なじみとはいえ年頃の男を簡単に入れるのか。

「なんだよ。」

「付き合え。」

「は?どこに?」

「俺のデートに」

「一人でいけよ。」

私にお前と彼女のラブラブを見せつけてーのか。

「Wデート!」

「なんで私なんだよ!」

「俺の服着て男装しろ!」

「イヤ!」

「今日だけ!」

ユタは毎回そう言ってくる。

いい加減やめてほしい。

私はこれでも女だ。

身長:170cm 髪の毛は長かったのに何故か短く切手ユタとおんなじぐらいのショート。

男装しなくてもボーイッシュな服を着ればどこから見ても男。

「・・・今日だけだかんな。」

私はこいつに甘い。

毎回こういう。だってこれ以上やるとめんどくさいんだもん。コイツ。

私はベッドから立ち上がってクローゼットを開けた。

「俺の服持ってきた!」

「お前の借りなくても全てボーイッシュだい!」

私の服はほぼ男もの。

フリフリとかきらびやかなのは絶対無理。

着たくもない。
< 2 / 13 >

この作品をシェア

pagetop