君に Ⅰ

ベッドに飛び込んできそうだったけど、まっちゃんはぎりぎり足を止めて、私を抱きしめた。




もちろん、優しく。


私の体のことを心配してくれたのかもしれない。


嬉しくて、つい笑みがこぼれた。

「舞歌!!喋りたかったぁーー・・・。」

「心配かけて、ごめんね・・・。」


まっちゃんは、大丈夫だった?と何回か確認した後、私が起きていなかった間のことを話し始めた。



2人でニコニコしながら話した後、まっちゃんがあっと声をあげた。


< 159 / 175 >

この作品をシェア

pagetop