君に Ⅰ
ベッドに飛び込んできそうだったけど、まっちゃんはぎりぎり足を止めて、私を抱きしめた。
もちろん、優しく。
私の体のことを心配してくれたのかもしれない。
嬉しくて、つい笑みがこぼれた。
「舞歌!!喋りたかったぁーー・・・。」
「心配かけて、ごめんね・・・。」
まっちゃんは、大丈夫だった?と何回か確認した後、私が起きていなかった間のことを話し始めた。
2人でニコニコしながら話した後、まっちゃんがあっと声をあげた。