君に Ⅰ
だが、それから3日たってもまっちゃんはりこから離れることはなく、一緒に行動していた。
私は親友をなくした。
それがショックで、図書室で時間をつぶすようになっていた。
そこで見つけたのが読書スペースだった。
そこには必ずある人が寝ていた。それが神崎君だった。
「え・・・。マジで・・・。」
「名前を知ったのは、それから1週間後だったけどね。」
「・・・だから、あの時あんなことをつぶやいてたんだ・・・。」
「???」
「いいよ。続けて。」
「うん。」