年下の男
「別に、からかってないですよ」

悪びれることなく、熱っぽい眼差しで堂々とそう言い切った彼。

「やめて…そんなこと言うと私…」
「俺…本気ですよ。もっと麗子さんを知りたい。もっと…感じたい…」

抱き寄せられて…唇、重ね、見つめられた。

「麗子さんだって、俺が欲しいんじゃないですか?」
ニヤリと意地悪な笑みを浮かべて言う彼。ふざけてる。生意気なのよ。

「いいの?私を知ったら、もう戻れないわよ?」

彼女のところに。

「いいですよ。じゃなきゃ、誘ったりしませんよ」
「ホント、性格悪いんだから」
「あなただって」

二人で禁断の果実を食べましょう。

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