気づいてよ…
初日から全部の授業に参加している。
昼休みには、疲れてしまっていた。
新しい環境ってこんなにしんどいんだな。
「お松や…大丈夫か?」
ん?
“お松”!?
俺は思わず顔を上げた。
目の前には、1人の男子。
「お松って何…」
「お前松本だろ?だからお松!」
そんなあだ名初めてだよ。
「疲れただろ?これやるよ。一緒に飯食おうぜ!」
俺にお茶のペットボトルを渡して笑った。
「え…良いのか?」
まさか誘ってくれるとは思っていなかった。