騙されないんだからネッ!【完】
「私ね、ショックだったの
光希が私を優先してたこと
私が……光希に迷惑かけちゃった…」
光希は光希の人生があるんだから私を優先になんかしないで欲しかった
たぶんそんなことしなくても私は光希を好きになってただろうから
「迷惑なんかかけてないと思うけど?
だって夏希と関わるのも光希の人生の一部だろ?
それを夏希が否定しちゃダメだ」
「でもっ!
……私がいなかったら今頃光希はレギュラー入りしてたかもしんないよ?」
「……まぁな
それはそうかもしれないけど光希はこっちを選んだんだ
分かるか?
光希は部活より夏希が大事なんだ」
私が……大事…?