Sales Contract


翌朝、勝也くんの目が腫れて悲惨になったのは言うまでもないだろう。

でも、そんな顔でさえもあたしは素敵だと思った。


勝也くんの体調の方もだいぶよくなったみたいで、今日はなんとしてでも仕事に行くみたいだ。


そんなに無理することないってあたしは思うんだけど…
勝也くんってあたし以上にきっと真面目なんだよね。


まあ、何はともあれ確実に言えることは…
今回の一件でまた少し彼との距離を縮められたってことだ。


これからもこんな風に遠回りしながら、一歩ずつ近付けたらいいな…


そんな風に思った。


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