夏の思い出 〜チョコ味のアイスと涙と笑顔〜



空はすっかり、茜色。



「ねぇ、冬樹?もう、夕方だね…」



「…ん」



…泣き止んだかな?



「……」



「……真実、もう…行くのか?」



私の方へ向いた冬樹は顔がぐちゃぐちゃだ。



「…冬樹!鼻かんで(笑)」



私はティッシュを差し出した。



「………行くのか?」



私は大きな窓から見える空を見た。



「………うん」



「…また、逢えなるか?」



「……うん」



涙が溢れる。



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