河の流れは絶えず~和泉編~
「でも、スパルタなのも愛情のうちかもしれないなあ。」

宥める様に言えば即、

「いいえ!ただのサドなだけです!あー!もう!」

なんだか怒らせてしまった。

それでも、あんなことをしてしまってからなのに、こうやって屈託無く話すことができるのは幸運なのだと思う。

だがそれは、お互いが今の状況を理解しているから起こっていることなのだと強く感じる。

彼女は年齢よりも気持ちが大人なのかもしれない。
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