4*1133322〜ダイスキ〜


私は、暗闇に居た。

何がなんだか分からない。


私は私を客観的に遠くから見つめていたのを覚えている。

すると、私は頭を抱えた。


悲しそうな私とは違って、脳裏に流れるのは叶哉の笑顔だけが見えた。



とってもとっても楽しい出来事ばかりが蘇ってる。

なのに、私はどうして悲しそうなの??


今、どうして涙が溢れそうなの??



きっと、暗闇があけたら真実が襲うんだろう。

きっと、私はその真実を否定するだろう。

涙が、枯れる事は…ないだろう。



怖くとも醒めなければいけない、夢の向こう。



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