ひな*恋
「腹へったー!
ひな、ハンバーガーでも食べに行こ!」



「えっ、あ…っ」



別に期待してなんかはいなかったけどさ。

でも私の好きなもの何でも奢るなんて言っておきながら、いきなり行き先を勝手に決めてしまったコイツには驚いてしまう。



だけど今はそれ以上に…



「……………っ」



「行こ」なんて言いながらいきなり私の手を握って歩き始めた彼に、私は口から心臓が飛び出そうになるほどドキンとした。



ふ 普通そんな簡単に手とか握っちゃう!?

失礼だとか、遠慮しようとか考えないの??



「アッチィね。
俺シェイク2つくらいイっちゃうよ」



「……………っ」



夏の太陽の暑さや眩しさもあるんだけど、握った手と手からジワッと汗ばんでいくのがわかる。



いっぺんに2つも飲んだら、お腹壊しちゃいますよ!

って言えなかったのは、緊張しすぎちゃってるからなんだ。





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