社長×秘書


「美和子さん、今言いましたよね?『恋なんてもっと単純なものだ』って。「身分の差なんか関係ない。男と女が出会って恋に落ちる、それだけのことだ」って。じゃあ、歳の差も関係ないですよね?」


京ちゃんにそう言われた美和子さんは、返す言葉を失っているようだった


「美和子さん、俺真剣すよ?」


しばらくの沈黙の後、美和子さんが口を開いた


「まさか、京ちゃんに告白される時が来るなんて思ってもみなかったわ。私は今34歳で、京ちゃんは17歳。2倍も離れてるのよ?そんなおばさん好きになってくれるはずがないって」


「だから歳の差なんて!」



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