あなたの瞳に映るのは。


――……… 翌日


今日は土曜日だから、勇一さんの仕事は休み。



私は9時に起きた。


いつもより3時間くらい起きるのが遅かったから、久々によく眠れた気がする。



洗面所に行って鏡を覗く。


顔色は酷くはなかった。



ファンデーションは薄塗りで大丈夫そうかな。


あんまり濃くお化粧をしてると、勇一さんに聞かれちゃうから…。



私は軽くお化粧をした。


それからリビングへ行く。


ソファーで勇一さんが寝ていた。



私が来てからずっと、勇一さんはソファーで寝ている。


「気にしなくていいよ。」


とは言ってくれたけど…


なんだか申し訳ない。



…だけど、もう大丈夫。


今日明日中に、私は出て行くから。





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