秘密の相談室
その事を今は詳しく言うつもりはない。

ただお互い一線を越えただけで精神状態が安定してるだけ。

それは 吏真にとっても 俺にとっても始めてなわけで…

考え事をしていたら 悠季たちがじぃっと見ていたから話題を変えた。

「親の事はぬきにして 和解ってのも考えている
悠季さえよければ… の話ね?」

そう提案を出してみた。
悠季は様々な情報を持っている。
ひょっとしたら… 京の事も 何か分かるかも…
その思い半分…
悠季とやり直したいのも半分だけどね?

じっと彼をみる
すると…


「少しずつ陽菜と話したいし仲直りしたい。」

恐る恐る彼はおれにそう言った。

飛び級とはいえ まだ中学生といったところだろう。

自分の気持ちを素直に出すとは…




……… この世界じゃまだ半人前だな?




悠季…
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