ソウル◆チューン
蕀はそれを感じとると、魂と繋がる糸を手放した。
「人ごときに分かるよう説明してやったのだ。分かったなら、何処となりと行くが良い。」
魂は車の走り去った方角を気にしているようだ。
「そうじゃなぁ…早よう追った方が良かろうなぁ。その姿で何の役に立つつもりなのかはわからぬが。」
興味を失ったように、さっさと背を向けると小さな竜巻と共に蕀と蜻蛉の姿が消えた。
みつきは焦って車の走り去った方角を見つめると、軽く飛んで高い所から走ってきた道を眺めた。
秋穂は奈都ちゃんを連れている。無事に逃げていてくれると良いのだけど…
車が少ないので暫く戻った道の路肩に私達が乗ってきた車が見つかった。
「人ごときに分かるよう説明してやったのだ。分かったなら、何処となりと行くが良い。」
魂は車の走り去った方角を気にしているようだ。
「そうじゃなぁ…早よう追った方が良かろうなぁ。その姿で何の役に立つつもりなのかはわからぬが。」
興味を失ったように、さっさと背を向けると小さな竜巻と共に蕀と蜻蛉の姿が消えた。
みつきは焦って車の走り去った方角を見つめると、軽く飛んで高い所から走ってきた道を眺めた。
秋穂は奈都ちゃんを連れている。無事に逃げていてくれると良いのだけど…
車が少ないので暫く戻った道の路肩に私達が乗ってきた車が見つかった。

