先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


冬夜先輩と何か関わりを持っていたかったけど、冬夜先輩にはユリアさんという綺麗な彼女さんがいるし…。


あたしがいたら、邪魔しちゃうだけだもんね。


あたしはただの“邪魔者”なんだよね。


どうしよ…。


「日向、食欲あるか?」


あたしが考えてると、部屋の外からお父さんの声が聞こえてきた。


食欲か…。


「ごめん、お父さん。あたし今、何も食べたくないの」


お父さん達には申し訳ないけど、本当の事だしなぁ…。


「わかった。お腹すいたら、いつでも言えよ?お父さんが、腕によりをかけて作るから」


そう言ってお父さんは、1階に下りていった。



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