先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


なんて、思ってたのに…。


「やっぱり真っ赤だ」


あたしより冬夜先輩の方が当たり前のように力が強く、簡単に顔を覆っていた手を離された。


「み、見ないでくださいっ」

「ムーリ。んな可愛い顔、見ないなんて勿体ねぇ」

「先輩って、Sですよね?」

「日向にだけな」


付き合ってから冬夜先輩は、あたしのことを凄くからかうようになった。


そんなときはいつも、意地悪そうな顔をしていて…。


でも、凄くかっこよくて…。(←ノロケ)


何度も何度も、キュンキュンしちゃう。


あたしはもう、冬夜先輩から脱け出せないみたい。


こんなこと言ってたら、Mって認めたことになっちゃう…。


< 151 / 159 >

この作品をシェア

pagetop