先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


あれやこれやとしているうちに、約束の12時になった。


ピンポーン


「日向。彼氏くんが来たのか?」

「うん12時だし、冬夜先輩だと思うよ」


あたしは急いで玄関へ行った。


「はーい」


ドアを開けると、私服姿の冬夜先輩が立っていた。


日曜日だから、私服なのは当たり前か。


「冬夜先輩、こんにちは」

「おぅ!」


ヤバイほど、かっこいい。


ホントに冬夜先輩があたしの彼氏なのかって、毎日のように思う。


かっこいい冬夜先輩と、平凡すぎるあたし。


不釣り合いだって分かってるけど、冬夜先輩の傍から絶対に離れたくない。


それはあたしの、ワガママなのかな。


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