先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


「あっ!」

「どうしたの?いきなり、大きい声で…」


耳元で叫ばれると、鼓膜が破れそうになる。


美雨に、気を付けてもらいたいところの1つ。


「ごめんごめん。
あのね。明日のお昼ご飯って、何作るのかなーってね」


手伝う気が、これっぽっちもないはずなのに。


「ハンバーグよ。
冬夜先輩の好物が、ハンバーグらしいから」

「りょーかい」


何が聞きたかったんだろ。
この子。


「えっと…。日向には言ってなかったけど、明日あたしと雪くんの2人だけにしてくれないかな?」

「別にいいけど?」


彼氏さんと、ラブラブするんでしょ?


羨ましぃな。


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