先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


「で、その時がチャンスだからね!」


チャンス?


「何のチャンス?」

「そんなの1つしかないでしょ。安斎先輩にアタックする、チャンスって言ってるの!」


冬夜先輩に、アタックねぇ。って…


「絶対そんなのできないよ…」


そんなこと今言われたら、明日意識しすぎて話せなくなるかもじゃん。


「でもお願いだから、雪くんと2人でいさせて?」


そんな目を潤ませて、あたしを見つめないで。


「わ、わかったから。2人っきりに、すればいいんでしょ?」

「そゆこと」


緊張するのはもうわかってるけど、大好きな美雨の為には頑張らないとね。


せっかくのチャンスだし。


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