ただ愛してる。それだけ。


私達の担任は男の先生だった。

名前は立野 剛(タテノ タカシ)。
まだ若い先生だ。

「じゃ出席とるぞー。相田ー…」

そうして、出席を取り始めた立野先生。

「ねーねー瑠羽。」

「どーしたの?」

隣の席になれた奈央が
話しかけてきた。

「何か立野って若いくせにハゲてるよね。」

「だめだよ奈央!そんなこと言っちゃ」

「大丈夫気付かれてないし。」

「うーん…」

奈央の言う通り確かに立野のは…
ハゲていた。


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