甘くて危険な輝き~GOLD PRINCESS~

「……は」


明らかに不機嫌そうな声


でも、離さないよ?


「ねえ、キミ臨風高校の生徒だよね?」


「だったら何。離して」


…こんな冷たい態度とられんの久々…つーか初めて?


まあ、気にしないけどね


「あのさ、俺、行き方わからないんだよね。連れてってくれない?」


ニコッと笑うと顔をしかめて


「むり」


即答


…こんなコ初めてだ


「んー、じゃあついてくね」


また表情を戻して、笑う


…そしたら


「……とか、きも」


「は?」


つい、ブラックな俺がでた


今なんて言った?


きもい?


フリーズしている間に、


「ちょっっ!!」


逃げられた…


…つーか、なんだ、あれ…


気になるだろ?







< 12 / 68 >

この作品をシェア

pagetop