初恋・最後の恋~君と私~
「花音ちゃん、乗って。」

えっ、恵美ちゃん。

「早く!」

迫力がす・・・すごい
黙って乗ろう。

ガチャ

「失礼します。」

恵美ちゃんのくるま可愛いし、いい匂いだな~

「そんなずうずうしくしていいわよ。」

「いや、いいよ。」

この前、ずうずうしくしたらめっちゃくっちゃ怒ったもんな。
思い出すだけで、背筋が凍る・・・。

「大丈夫だった?」

「何が?」

「心臓。」

・・・・。

「うん大丈夫だよ・・・。」

本当は、もう心臓は大変だって医者が言っていた。
生きたい・・・・。

「そう、それなら良いけど。」

ごめんね、恵美ちゃん。

心配してくれてありがとう。
私のためにあの時も心配してくれた。
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