Bedside Story


「おっさん、彼女に触んないでくれる?嫌がってるの、分からない?」


「嫌がってるだと?喜んでるじゃねえか。なぁ?」


よ…喜んでる…?ふざけないで…。


「あ、じゃあ車掌さんに言ってきても良い?多分おっさんの家族と未来が失われる気がするんだけど。」


「…ちっ、くそガキが。姉ちゃんのカラダなんか興味ねーんだよ。色気もねぇ。」


なんて吐き捨てながら停車駅でおりて行くおじさん。


…あれだけ触っておいて…そんなの分かってるよ。私が一番分かってるよ…。







「はにゃぁ〜。」









ん?


なんか変な言葉が聞こえたような気が…



< 30 / 31 >

この作品をシェア

pagetop