愛するということ。<仮題名>
プロローグ
全部ここで始まったんだね。
この町全てが見渡せる
桜の木があるこの丘で。
私は忘れたりしない。
あなたが教えてくれた、
たくさんのことを。
恋をしたことのない私には、
現実の恋は
恋愛小説のようには
そう上手くいかないってことなんか
全然知らなかった。
あなたと
出逢うことができてよかった。
あなたに
<本気で恋をする>
ってことを
教えてもらえて
本当によかった。
ここでお礼を言わせてください。
ありがとう。
いつかあなたが
この小説を読むことを願って……
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