『記憶』~恋の続き~
«翔side»

ハロウィン近いし、

騒ごうぜ、パーティーパーティー!

っつー事で、

いつものメンバーの、

俺、美央(ミオ)、優路(ユウジ)、野愛(ノア)

の、4人で集まった。

会場は………

「何で俺の家なんだよ!」

「くく…ふっ、……!」

「野愛、笑いすぎ…くくっ…!」

「お前もな、美央。
それより、翔(ショウ)おまえ、しつこい。」

「納得いかねぇんだよ。
何でポイフルが一人だけ
レモン出ただけで決まりなんだよ」

「他の味を頑張って抜いたの。
だからいいのっ…ぷぷ…」

「くくっ…ふっ…野愛、
あんた、くくっ、まだ笑ってんの…!」

「美央、説得力ゼロ」

「ったくよぉ~…しょうがねーな…
諦めりゃいいんだろ?」

いつも、こんなどんちゃん騒ぎ。

「そういえば、ねぇ翔。野愛たち、
お揃いのルックなのに、
ノーコメントなの?」

「え、ちょ、野愛…!
何で言うのよ!
自然なコメントが欲しかったのに…
あ、優路でも可。」

「似合ってると思う(棒読み)」

「今の絶対棒読みっ。」

「どー見ても野愛の
ゴスロリ借りただけにしか見えねぇ」

「違うよ、もらった。」

「違うか?」

「違うのっ。あげたの。
二人共可愛いでしょ?
魔女見習いをイメージしたの。
特に、美央なんて自前のメガネで
萌度上がってるの。」

「寒くないか?」

「寒いよ。」

「でも野愛はー、魔法で暖かいの。」

「…それより馬鹿二人、お前ら
露出狂にしか見えない」

そんな会話をグダグダに続けていた。

はっきり言って、

美央は、正直すぎる。

野愛は天然ってか不思議。

優路は無表情だし。

一緒に居て、疲れる。

でも、楽しい。

……事件は、終わりの方に起きた。
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