キミと、ピエロ的恋愛遊戯。
なんて思ってる自分が、
余計面白くない。



「面白くないって顔してるぞ。」

急に隼人に顔を掴まれた。



何で俺の考えてることが
わかるかな。



「わざわざ口に出して言うな。」


隼人の手を振り払ったら、軽くぶつかる音がした。



「あ、わり・・・」
「ってホントに思ってる?」

「奏良!」

なんてタイミングだよ。



ぶつかった相手は奏良だった。




「今からミーテだって。」


「あ〜、わかった。」




たったそれだけの会話。



それだけ。




奏良は俺を置いて
一人で先に歩いて行ってしまった。


普通、二人で行くもんだろ。付き合ってるんだったら。

って視線が背中の向こうから、
ひしひしと伝わってきた。


「千春、お前さ」


彼氏らしくないぞ。





そう言われると
思ってた。
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