お前俺にどんな魔法をかけたんだ?~snow magic~
「……えー、そんなことー?」
くしゃっと笑う彼女。
「……そんなこと?
お前にさっき聞いたのに舞い上がって答えなかったのは、どこのどいつだ?」
意地悪な口調でつっかかってみると
案の定焦ったような顔であたふたし出す。
「……え、えと。ごごごめん!
小岩は小さい岩で、えと。
蜜……は、蜂蜜の蜜って書いて、はにって読むの!」
「珍しいな。
じゃあ、俺はお前のこと、はにじゃなくて
みつって、呼んでやるよ。」
そう言うと、みつは照れたようにはにかんで、
「……えへへ(笑)
なんか特別っぽいね。嬉しい。」
真っ直ぐな瞳で、透明な声で
呟いた。