お前俺にどんな魔法をかけたんだ?~snow magic~




「……えー、そんなことー?」




くしゃっと笑う彼女。





「……そんなこと?



お前にさっき聞いたのに舞い上がって答えなかったのは、どこのどいつだ?」




意地悪な口調でつっかかってみると




案の定焦ったような顔であたふたし出す。






「……え、えと。ごごごめん!


小岩は小さい岩で、えと。


蜜……は、蜂蜜の蜜って書いて、はにって読むの!」



「珍しいな。



じゃあ、俺はお前のこと、はにじゃなくて



みつって、呼んでやるよ。」





そう言うと、みつは照れたようにはにかんで、



「……えへへ(笑)



なんか特別っぽいね。嬉しい。」




真っ直ぐな瞳で、透明な声で


呟いた。






< 19 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop