お前俺にどんな魔法をかけたんだ?~snow magic~
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「……わたしね、ここの近くに住んでるわけじゃないんだ。」
突然ポツリと呟かれた言葉に、
「……え?」
俺は驚いた。
「わたしが住んでる家は、電車で一時間くらいかかる隣の県なの。
でも、おじいちゃんがここら辺に住んでて、毎年雪が降ると元気な孫のはにちゃんが
雪かきをしに来てあげるんだ。」
えへへ、自分の言葉に照れたのかチラッと俺の方を見てから
またすぐに下を向く。
「……ふーん、で?」
「……そんなときに、類くんを見たの。
雪の降る真っ白な綺麗な道を、それよりもっと綺麗な男の人が歩いてて。
瞬間的に、一目惚れしちゃったの。」
……は?