バッドエンドにさよならを
12、親友


翌日、教室に行くとサワの姿はなかった。

「サワは?」

「まだ来てねえよ。」

「 遅せえなあ。 遅刻じゃね?」

教室に先生が入ってきた。ショートが始まる。

「サワ遅刻決定やん!」

二宮は笑っていた。

今日の先生は何か変だ。いつも変だけど、今日は更に変だ。笑顔を作っている。空元気のような。

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