バッドエンドにさよならを


「っていうことがあったんよ。サワくんどう思う?」

放課後、えりちゃんはサワに二宮のことを話した。

「あ、僕も前見た。廊下で二宮くんが野上くんに叩かれおるとこ。」

「ひどいよな!親が偉いからってむちゃくちゃやってさ!」

「どうにかできんかなあ。」

2人で考え込んでいると、望月が近寄ってきた。

「何しおるん2人そろって。」

「「望月(モッチー)せんぱあい!」」

「…また難しい問題持ってきたんか1年。やめろやもー。俺が1年のときはみんなのん気に鼻くそほじってアホみたいに笑っとったぞ。」

「それモッチー先輩だけやん。」

「アホか!俺も鼻はほじらんわ!ただの例えやん!はよ始めるぞ!部活はお悩み相談会ちゃうんぞ!」

望月は2人を放って練習を始めた。

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