隣の彼の恋愛事情
いたずらな斗馬の唇は熱を帯びたまま、私の頬をつたって首筋をいたずらに行き来する。

そしてところどころで、ちりっとした小さな痛みを植え付けた。

「んっ・・・斗馬、それダメ。そこ目立つから」

そう拒否してもすでにふにゃふにゃの私は斗馬の手から逃げられるわけもない。

「だまって・・・・俺のしるしつけとかないと、また誰かにふらふらされたら困る」

「ふらふらなんて・・・あっ・・ん」

否定をしようと頑張ってみたものの、私の努力はむなしく斗馬のされるがままだった。

マキシワンピースを下から手繰り寄せられた。

「シャワー・・・まだ」

「ん、後で。もう待てないから」

そう言って斗馬は私の手をとって自分自身へと導いた。

斗馬のそこはすでに熱く昂ぶっていて、その感覚だけで私の体の奥がジンとしたのを感じた。
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