隣の彼の恋愛事情
「まさかお前たちが幼馴染とはな。」

あいつがビックリした様子で話す。

「そー。紅んちの実家とうちと取引があって。」
チィ兄が、小さい頃と同じように私の頭を撫でながら話す。

それをみたアイツの目がなんだか面白くなさそうに見ええたのは気のせい?

「それで会社の花の世話もお前がやってたんだな。
庶民のくせに不思議だったんだよ」

一言余計だよ。私がギロリと睨む。

二人の様子をはたから見ていたチィあにはおかしそうにコロコロ笑う。
< 37 / 335 >

この作品をシェア

pagetop