椿ノ華



その言葉が、葵に火を点けたようで。


「…俺の感覚を覚えろ」


そう低く呟き、椿の体に覆い被さった葵。


「…!!や、やだっ…痛い、やぁあ…っ」


目の前に火花が散ったような衝撃。

裂く様に押し入ってくる葵のモノ。


「泣け。求めろ。お前は俺のものだ…!」



―・・・



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