happy birthday~君との約束~㊦


「私に触れないで…」


自分でも驚くほどの低い声だった。


あれ?私ってこんなにも声って低かったっけ?



「どうしたんだよ…?」


「どうもしてない。ただ翔太のその優しい態度にイライラしただけ」


私は思っていないことを口に出す。


言いたくないことを言ってまた君を傷付けるんだ。


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