そらいろ

くだらないやり取りにふと素で笑いを漏らすと、「めっずらしー」と大翔に目を見開かれた。
「超レア」と携帯を構える大翔の頭に透は容赦泣く拳を落とす。

俺、いつも笑ってんのに。
素で笑ってるって気付くの、家族以外ではお前くらいだ。


「帰れ帰れ。お前がいたらせっかくの屋上が堪能出来ない」
「え、何、透屋上好きなわけ? なるほどーだから表情筋が仕事して……」
「それ以上俺の表情に文句付けたらお前のスマホを叩き割る」
「……文句じゃねぇのに……」


結局いつも通りのやり取りをして、大翔は屋上から出て行った。

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