さよならの見つけ方 第3章 *君の声がする*

――――例えば、冷たい雨が降っていたり、



陽射しがすごく強かったり、



霧の向こうに懐かしい姿を見付けられそうな気がする時。










泣きたくなったり、



笑いたくなったり、



幸せだなぁ、としみじみ思ったりする時。










一番にそんな気持ちを伝えたくなるのはね、



マイケル、あなたなんだよ。










同じ血は体に流れていないけれど、



血の繋がりよりも深い絆の存在を、ずっと私は信じてる。














「帰ろうか」






「うん」






差し出された白い指をつかんで微笑むと、マイケルも柔らかく微笑んだ。






幼い頃から変わらない、人懐っこい優しい笑顔で。





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