夜猫'A cat chooses xx.'
「昨日失踪して、夜猫が捜しまわってる」
その言葉を聞いて胸がズキっと鋭く痛んだ。
……私なんか、消えればいいから。
捜さなくて、いいのに…
私の目からはまた涙が溢れてくる。
薫って人は溜息を吐いて頭をがしがしとかいた。
「で、夜猫の姫が何であんな場所に居たんだよ」
そう聞かれたけど、私は言葉につまった。
……何て、言えばいいんだろう…
私の顔を覗き込む陽志疾。
顔を上げると零と那來が不思議そうに私を見て居た。
「……話せるか?」
陽志疾の言葉に、こくりと頷いた。