ましゅまろ
正直、自分に子供なんてピンと来なかった。

親父になるなんていわれても、嬉しさよりも戸惑いしか持てなかったんだ。

だけど、

君を見つけた瞬間に、

たくさんの喜びと愛しさが一度に溢れて、僕は涙を拭く事も忘れてしまった。

フニャフニャの小さな体を揺する四肢。

真っ赤な顔。

お世辞にも美人とは言い難いけど、僕にはこの上ないほど可愛いかったんだ。
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