君の温もり、君の優しさ。

・・・海波ちゃん、なんか変わったな。
髪型とか、制服の着こなし方。



言葉使い、態度。

司ちゃんって子と舞花ちゃんって子の
影響であぁなっちゃたのかなぁ?

・・・ わかんないやぁ。


キーンコーンカーンコーン・・・。



そんなコト考えてたら、
もう帰る時間になった。


「海波~今日委員会ある~」

「あ、そう?舞花は?」

「彼氏とデート(はぁと」

「はい、死ねー」

「やだもぅ~」


司ちゃん・・・とも舞花ちゃんとも
帰らないのなら、いいかなぁ。


「海波ちゃー・・・」


「希咲かえろ」


あたしの言葉は遮られた。
司ちゃんと、舞花ちゃんの他にも
仲いい子、いるんだ。



あ・・・当たり前か。
だけど、


「・・・亜美奈」


「えっ?」

不意に声かけられた。
海波ちゃんだ。


「昔の話ししてでも帰る?」

「・・・うんッ!!」


あたしは、海波ちゃんが大好き。
海波ちゃんはあたしのコト、
裏切らなかったもん。
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