君の温もり、君の優しさ。

海波Side**



あぁ、うざいなぁ。
あたしの事、嫌って欲しい。

何をすれば。

とりあえず、文句言おうかな。


「海波ちゃんとまたこうやって
　帰れるの嬉しいよっ♪」

でた。
それであんた何人口説いてんのよ。

可愛い子ちゃんやめてほしい


「いい加減にしてくんない？」

「･･･え？」

「あたしはあんたと関わる気ないし」

「だけど、今は一緒に」

「違う。言いたいことあるの」

「何??」

「もう関わらないで
　海波ちゃんって言って近づかないで」



言った。あたしは確かに言った。
これでいい。
後悔することはない。


「海波ちゃん、無理してない？」

「･･･は？」

「司ちゃんて子と舞花ちゃん
　って子に、洗脳されてない？」


頭にきた。
司と舞花に？

冗談じゃない。



「あんた、次そんなこと言ったら
　昔のふうになるかもよ？」

「え･･･」

「司と舞花には言わないでおく。　
　だから近づかないで。」

「あ・・・わか･･･った。」

ほら、あんただって
自分の身を守るのが最優先
なんでしょう？

嫌よ、こんな奴。

関わりたくない、吐き気がする。