寂しいなんて言わない




入った瞬間に、あたしは


言葉を失った。







目の前には、白いベットに


寝かされた、



基夜の姿ーーーーーー。







「もと、や?」



「昨日の夜、事故ったらしい

命に別状はないらしいし今も麻酔で

眠ってるだけだから」



今にも泣きそうなあたしのことが


わかったのか、説明を


してくれた相澤くんの言葉を聞いて


力が抜けて、その場に座り込んでしまった。







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