寂しいなんて言わない



キィィ………っと


怪しげな音を立てながら


扉が開くと、空は快晴で



日陰で相澤くんが寝ていた。





小走りでかけより、



「遅れて、ごめんね……」



と呟いた瞬間ーーーーーー





「…………ん、由湖…………」




「え…………?」




一瞬、息を忘れていた。




寝言………だよね?


あたしの夢、見てるの?



さっきよりも少しドキドキしてる胸。



さらに、近づいて前髪を避けてあげると



「んっ……………あ、由湖………?」



「そ、そうだょ…………」



起こしちゃったかな?


明らかに動揺して


噛んでしまった。




相澤くんはまだ眠いのか


目がトロンとしてる。



そのせいか、いつもよりも


幼く見えた。




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